任意の教育から必要な教育へ

20年前であれば、塾というのは一部の学生が通う、補助的な教育機関という意味合いが強いものでした。
しかし、ゆとり教育時代の公立学校の勉強内容の減少と、受験に必要な勉強内容のギャップによって塾に通う人が多くなり、その需要は大幅に拡大したと言えます。
ゆとり教育が終わり、その需給ギャップは多少埋められつつあるものの、それでも現在でも多くの塾があり、多くの塾講師が必要とされている状態であることに違いはありません。

では、塾講師の仕事内容というのはどのようなものになるでしょうか?
塾における役割は、通っている生徒に勉強を教え、受験対策を行なう、ということが第一になります。
主に勉強を教える対象は塾によって違っており、中学受験をメインにする塾もあれば、大学受験をメインにする塾もあり、教える側に求められる学力のランクもやはり違いが生じてきます。

ただ、単純に大学受験を目指す人に教える方が難しく、中学受験を目指す人に教える方が簡単というわけではありません。
習熟度のギャップがあるのはむしろ中学受験を目指している方ということも少なくないため、実質的にどのような教育を行なうべきなのか考えなければならないのは後者だということもよくあります。

そんな塾講師の仕事をするのであれば、やはり向いているのは人に物を教えることが得意である人です。
そのためには、自分ではなく相手の立場にたった言葉選びをするなど、多角的な視点からコミュニケーションを考える事ができなければなりません。
勉強だけ出来れば良い、という仕事ではないということは理解しておくことが必要になるでしょう。

また、授業外でも自分で授業について研究したり、課題を考えたり、といったようなことをしなければならず、仕事に対して注がなければならない時間は意外と多くなっています。

塾講師の待遇やスキル

では、実際の塾講師の待遇などについて見ていきましょう。
塾講師の求人として、未経験でも就職することが出来るという比率は93%程となっており、初めての就職であることが障害となるということはそれ程ありません。
塾講師の仕事は月給制度というよりは歩合給制度に近く、1枠(大抵の場合90分)授業をするごとに報酬が換算される、というようなスタイルとなることが多いでしょう。

その上で、平均的な給与は17万円前後となっています。
アルバイトとしては高給である部類に入るでしょう。

塾講師をすることによって培われるのは、相手の視点にたった情報伝達をする能力です。
また、集団を相手にして話す能力も向上するため、企業でのプレゼンテーションなどについてもその効果を発揮することが期待できます。